2011年7月23日 星期六

「東大寺ミュージアム」10月開館


「東大寺ミュージアム」10月開館 国宝3体そろい踏み

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写真:左から、月光菩薩立像、日光菩薩立像=奈良国立博物館提供、宝冠と光背をはずした不空羂索観音立像=財団法人美術院国宝修理所提供拡大左から、月光菩薩立像、日光菩薩立像=奈良国立博物館提供、宝冠と光背をはずした不空羂索観音立像=財団法人美術院国宝修理所提供


 免震構造の展示室を持つ「東大寺ミュージアム」が10月10日、奈良・東大寺境内にオープンする。展示のメーンは、修理中の法華堂(三月堂)から移す、 本尊の不空羂索(ふくうけんさく)観音立像(脱活乾漆造(だっかつかんしつづくり)、高さ3.62メートル)と脇侍の日光・月光両菩薩(ぼさつ)立像〈塑 造(そぞう)、同2.06メートル〉の3体。奈良時代(8世紀)の国宝がそろい踏みする。

 同寺総合文化センター内に開設。展示室(約600平方メートル)は国内では珍しい「部屋免震」装置を備え、日光・月光菩薩など地震に弱い塑造の仏像や、既存の仏堂では公開しきれなかった宝物などを紹介する。

 オープンから来年3月末まで、開館記念の「奈良時代の東大寺」展を開催。国宝17件、重要文化財17件を含む延べ60件を公開する。3体を法華堂内を模 した朱塗り柱と白壁のケース内に安置し、不空羂索像は、修理・調査中の豪華な宝冠と光背(こうはい)を外した姿で展示する。同像は法華堂の修理が終わる 2013年3月ごろに堂内へ戻す。

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