青信号「←・↑・→」、交通量で調節 全国初の4方向
2008年11月12日12時58分
車の通行量に応じて青信号を柔軟に割り振り、渋滞を緩和する。そんな機能を備えた新型信号機が17日、愛知県田原市内の十字路に登場する。東西南北の4 方向ともに同じ機能が付いた信号機が設置されるのは全国で初めて。県警は効果を確かめながら、ほかの地域への拡大を検討していく。
新しい信号機は、青信号が直進・右折・左折の三つの緑色の矢印が表示される形式。それぞれの道路で、信号の約200~300メートル手前と直前の 計2カ所にセンサーを設ける。道路の交通量に応じて青信号が点灯する時間を自動的に調節する。横断する歩行者がいない場合は、歩行者用信号を赤のままに し、車を優先的に流す仕組みになっている。
設置場所はトヨタ自動車田原工場などに近い県道交差点。通勤の車やトラックなどが行き交い、特に朝夕の渋滞は慢性的になっている。時間帯や曜日による交通量の変動が激しいため、新型信号が適していると判断された。
開発したのは社団法人新交通管理システム協会(UTMS協会)。この機能がついた信号機を三重県四日市市に設置して昨年5月から全国初の実験を進めてきたが、東西の2方向だけ。
今回、新型信号機の設置現場を管轄する田原署は「渋滞の解消や事故防止につながるのではないか」と期待する。
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