東大寺の至宝を一挙公開 「ミュージアム」10日から
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奈良・東大寺の至宝をおさめた「東大寺ミュージアム」が10日、奈良市水門町の同寺境内に開館する。9日は開館法要や内覧会があり、文化財関係者らが記念特別展「奈良時代の東大寺」(朝日新聞社など後援)の会場を見て回った。
国宝12件、重要文化財24件を含む計60件を展示。メーンは法華堂の本尊、不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)立像(国宝、高さ3.62メート ル)と、日光・月光両菩薩(ぼさつ)立像(同、高さ2.06メートル)。絶対秘仏とされている二月堂の本尊、十一面観音立像の光背(重文)や、音声菩薩の レリーフをあしらい大仏殿前の八角灯籠(とうろう)にはめられていた羽目板(国宝)などもある。原則無休。
ミュージアムは約600平方メートルの免震展示室などを備え、主要展示ケースには低反射ガラスを使うなどして観賞環境も整えた。
10日正午ごろからは、オープンを記念する朝日新聞の号外「出前朝日」が、ミュージアム前と近鉄奈良駅前で無料配布される。限定500部。
天平仏の傑作、一堂に 東大寺ミュージアムお披露目
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奈良市の東大寺境内に10日オープンする「東大寺ミュージアム」の展示室が3日、報道陣に公開された。開館記念特別展「奈良時代の東大寺」(朝日新聞社など後援)の核となる天平仏の傑作が一堂に会し、免震構造の室内で輝きを放った。
展示品は国宝12件と重要文化財24件を含む計60件。寺内最古の建物、法華堂の内部を模した中央展示室には、不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん) 立像(国宝、高さ3.62メートル)と、その両脇に日光・月光両菩薩(ぼさつ)立像(同、高さ2.06メートル)が立つ。寺を創建した聖武(しょうむ)天 皇の念持仏とされる菩薩半跏(はんか)像(重要文化財、高さ32.8センチ)や、誕生釈迦(しゃか)仏(国宝、高さ47.5センチ)など、穏やかな表情の 仏像群も勢ぞろいした。
ミュージアムは既存の仏堂では公開しきれない文化財を収容するため、約600平方メートルの免震展示室などを備えた。特別展は2013年1月14日まで(原則無休、途中で展示品の入れ替えあり)。
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