「統合医療大学院大」開校に待った 大学設置審
「統合医療大学院大学」の設置は不可――。西洋医学と漢方、アロマテラピーなどを組み合わせた「統合医療」の普及を目指す医師らが、東京都新宿区に 来春開校することを目標に設置を申請していたが、文部科学省の大学設置・学校法人審議会は18日、認めないと答申した。「総じて準備不足」としている。
統合医療の名を冠した初の高等教育機関だったが、設置申請書では、統合医療学について「定義や学理は未完成」「現代科学では説明できない部分がある」と 記述。実習科目として温泉療法、3日間の絶食体験、はり・きゅうなどが挙げられていた。同審議会は「学問分野として明確に示せないものを学生に体系的に教 えられない。実習は体験型が多く、個々の授業の関連も不明確」と指摘。学長室と会議室が兼用で、自習室がないなど施設面も不備だとして開校を認めなかっ た。
「学長就任予定者」で、元国立がんセンター研究所疫学部長の渡辺昌医師(71)は「増え続ける医療費の問題を解決し、日本の将来を切り開くために統合医療学は必要。準備し直して来年も申請する」と話している。
アロマテラピー【(フランス)aromathérapie】
芳香療法。薬草・花などの香りの成分を用いて、神経の鎮静やストレスの軽減を図り、心身の健康を保たせようとするもの。アロマセラピー。
長崎・大浦天主堂、敷地含め史跡に 文化審が答申
大浦天主堂境内=文化庁提供 |
小石川植物園=文化庁提供 |
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文化審議会は15日、大浦天主堂境内(長崎市)や田島弥平旧宅(群馬県伊勢崎市)、五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡(兵庫県淡路市)など7件を史跡に、
津屋川水系清水池ハリヨ生息地(岐阜県海津市)、名護市嘉陽層(かようそう)の褶曲(しゅうきょく、沖縄県)など5件を天然記念物に指定、別府の湯けむ
り・温泉地景観(大分県別府市)など4件を重要文化的景観に新たに選定するよう、文部科学相に答申した。
大浦天主堂境内は、1864年に建築された現存する最古の天主堂などを含む敷地。天主堂の建物自体は、すでに国宝になっているが、敷地もあわせて史跡に指定する。
田島旧宅は、幕末から明治期に近代養蚕業の技術開発をした人物の邸宅。それぞれ、世界文化遺産への登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つで、登録に向けて国内の保護を進める狙いがある。
大浦天主堂境内は、1864年に建築された現存する最古の天主堂などを含む敷地。天主堂の建物自体は、すでに国宝になっているが、敷地もあわせて史跡に指定する。
田島旧宅は、幕末から明治期に近代養蚕業の技術開発をした人物の邸宅。それぞれ、世界文化遺産への登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つで、登録に向けて国内の保護を進める狙いがある。
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