2008年5月24日 星期六

NEC、台湾から約35億円で国民年金システム受注

NEC、台湾から約35億円で国民年金システム受注

NECは22日、台湾から約35億円で国民年金システムの構築を受注したと発表した。同社は、国家レベルの大規模なミッションクリティカルシステムの構築では今回が初となる。(08/05/22)
 NECは22日、台湾から約35億円で国民年金システムの構築を受注したと発表した。同社は、国家レベルの大規模なミッションクリティカルシステムの構築では今回が初となる。

 台湾は、昨年7月に国民年金保険法が成立、本年10月より施行される。同法が施行されると、被保険者は約500万人になると推定される。500万人分の 年金データを扱うため、同システムには、レスポンスの確保、ディザスタリカバリー対策、情報漏えい対策など非常に高い信頼性が求められる。

 同システムで取り扱うのは、被保険者管理、保険料の計算、請求、収納、勧告、給付といった国民年金に関わる一連の業務。同システムに より、被保険者はインターネットで各種の申込みや検索が可能になる。同社は、すでにシステム開発に着手しているが、本年10月に一次システムを提供し、そ の後順次機能を強化していく。

 同社は、グローバルな事業展開を加速させている。今月21日には南アフリカの国民IDシステムに同社の指紋照合システムを導入すると発表したばかり。

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