2014年10月21日 星期二

日本美術史;「日本国宝展」

三浦真一 日本繪畫史 
李聰明譯. 臺北|  中國文化大學 1998  此書竟然無原版權說明 無索引

町田甲一  日本美術史.上海人民美術 1988
久野健等 日本美術簡史  上海譯文  2000
石田一良日本美術史  浙江美術學院 1989


Japanese Art by Joan Stanley Baker, Thames and Hudson, 1985
Japanese Art of the Edo Period by Christine Guth, Calmann and King, 1996

  1. Japanese art - Wikipedia, the free encyclopedia

    en.wikipedia.org/wiki/Japanese_art - Cached
    Japanese art covers a wide range of art styles and media, including ancient pottery, sculpture in wood and bronze, ink painting on silk and paper and more ...
  2. Images for japanese art

     - Report images
  3. JapaneseArt.org : The only portal devoted to japanese art

    www.japaneseart.org/ - Cached
    Portal devoted to japanese art : specialised antique dealers, japanese art events, japanese art auctions, japanese art museum, japanese art books.
  4. Japan - Metropolitan Museum of Art

    www.metmuseum.org/toah/hi/te_index.asp?i=10 - Cached
    Art of the Pleasure Quarters and the Ukiyo-e Style. Asuka and Nara Periods (538–794). Design, 1950–75. Design, 1975–present. Edo-Period Japanese ...


「日本国宝展」

「日本国宝展」 
平成館 特別展示室   2014年10月15日(水) ~ 2014年12月7日(日)
  
国宝 土偶 合掌土偶 縄文時代(後期)・前2000~前1000年 青森県八戸市風張1遺跡出土 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館蔵
日本には、美術的、歴史的に貴重な意義を有する文化財が数多くあり、中でも世界文化の見地から、高い価値をもつものを、類い稀な国の宝として、「国宝」に指定しています。

本展覧会は、これら国宝の中で、人々の篤い信仰心が結実した文化的遺産を集め、日本文化形成の精神を見つめ直すことを試みた壮大な展覧会です。祈りをテーマに、仏や神と、人の心をつなぐ役割を担ってきた絵画・彫刻・工芸・典籍・考古資料などを展示し、日本文化の粋の結集をご覧いただきます。人々の祈り、信じる力が、どのような形を結び今に伝わるのか、国宝と私たちとの、時空を超えた対話が始まります。 

本展覧会には、正倉院宝物が特別出品されます。祈りを込めて東大寺大仏に捧げられた品々は、長い歴史の中で大切に継承され、まさに国の宝として価値高いものといえるでしょう。天皇陛下の傘寿を記念する年にあたり、国の宝の数々を、ひろく多くの方々にご覧いただければ幸いです。

混雑状況は展覧会公式ホームページにてご確認いただけます。

1089ブログ「日本国宝展」 展覧会の見どころなどを紹介しています。

展覧会のみどころ

第1章 仏を信じる
第2章 神を信じる
第3章 文学、記録にみる信仰
第4章 多様化する信仰と美
第5章 仏のすがた
正倉院宝物特別出品

※会期中、展示替えがあります。展示期間の記載のないものは全期間展示されます。

第1章 仏を信じる

6世紀に朝鮮半島を経由して伝来した仏教は、飛鳥時代に急速に発展し、奈良時代には唐(中国)における隆盛も受けて、南都(奈良)の大寺院を中心に、絢爛たる仏教文化が花開きました。続く平安前期には密教の請来、後期には浄土教の高まりがあり、天皇家や貴族の信仰を背景として、典雅華麗な美術・建築・文学・芸能などが成熟していきます。 飛鳥から平安時代の間に濃密な展開を遂げた仏教信仰の所産である絵画・彫刻・工芸・書跡典籍をご紹介します。

 国宝 阿弥陀聖衆来迎図
国宝 阿弥陀聖衆来迎図 (あみだしょうじゅらいごうず) (部分)
平安時代・12世紀
和歌山・有志八幡講蔵
[展示期間:2014年11月11日(火)~12月7日(日)]
日本における来迎図の傑作の一つです。蓮華座に坐した金色の阿弥陀如来と、左右から如来を取り囲んだ聖衆たちが飛雲に乗って今まさに眼前に来迎した姿を、卓越した構成力と描写力によって大画面いっぱいに描き出し、見るものを圧倒します。

国宝 普賢菩薩像 (ふげんぼさつぞう)
平安時代・12世紀
東京国立博物館蔵
[展示期間:2014年10月15日(水)~11月9日(日)]

本図は、虚空から花が舞い降る空間に出現した普賢菩薩を、繊細艶麗な姿態と透明感ある彩色によって夢幻的な雰囲気の中に見事に描きだした作品です。優美な造形を示す名品が多い普賢菩薩像のなかでも屈指の名品であり、後期平安仏画の代表的作例です。
国宝 普賢菩薩像

第2章 神を信じる

日本には仏教伝来以前から、自然や精霊を崇拝する日本独自の原始宗教が存在したと考えられています。人々は山川草木など万物に霊性を見出し、畏れ敬うとともに、捧げものをたてまつり、祭祀を執り行ってきました。その信仰は、文字と語りの文化を得てより、次第に体系化され、神道としてわが国の信仰の大きな底流を成すに至っています。
ここでは、体系以前の「カミ」に捧げられた、土偶や銅鐸に代表される祭祀遺物、「神」への信仰の証として奉納された甲冑や刀剣、そして神像彫刻をご紹介します。

国宝の土偶は全部で5体。2014年11月21日(金)~12月7日(日)は、5体が会場に勢ぞろいします。

  
国宝 土偶 縄文の女神
縄文時代(中期)・前3000~前2000年
山形県舟形町西ノ前遺跡出土
山形県蔵 山形県立博物館保管

顔の表現はなく、体もまた極端にデフォルメされ、洗練された印象を与えます。
  国宝 土偶 中空土偶
縄文時代(後期)・前2000~前1000年
北海道函館市著保内野遺跡出土
函館市蔵 函館市縄文文化交流センター保管

中が空洞に作られたこの土偶には、縄文人の技の粋が詰まっています。
 国宝 土偶 仮面の女神
縄文時代(後期)・前2000~前1000年
長野県茅野市中ッ原遺跡出土
茅野市蔵 尖石縄文考古館保管
 
逆三角の仮面をつけた女神。仮面の下の彼女の思いを受けとめてください。
展示期間:2014年11月21日(金)~12月7日(日)

 
 国宝 土偶 合掌土偶
縄文時代(後期)・前2000~前1000年
青森県八戸市風張1遺跡出土
八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館蔵

両膝を立てて座り、胸の前で合掌し見上げる眼差しの先には、何があったのでしょう。
  国宝 土偶 縄文のビーナス
縄文時代(中期)・前3000~前2000年
長野県茅野市棚畑遺跡出土
茅野市蔵 尖石縄文考古館保管

端正な顔立ちとは対照的に、柔らかく膨らむお腹やお尻の曲線美に、母性を感じさせます。
 全期間展示

第3章 文学、記録にみる信仰

史書や文書類などのなかには、仏や神に対する信仰のありかたが記されている貴重なものがあります。また、仏や神へのひたむきな信心が、物語や和歌、あるいは日記などの文学に、色濃く反映されているものがあります。仏教・神道を信じる心は、ときに優れたテキストやストーリーを生み出す源になりました。
ここでは物語絵巻や日記、和歌集、信仰のありようを記録した史書や寺院の文書などをご紹介します。

国宝 金印国宝 金印 (きんいん)
弥生時代・1世紀
福岡市東区志賀島出土
福岡市博物館蔵
[展示期間:2014年11月18日(火)~11月30日(日)]

日本の古代史上最も著名な五文字「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」が印面に刻まれています。後漢の初代皇帝光武帝(こうぶてい)が倭(わ)の奴国王に金印を与えたという『後漢書』の記載を裏づけました。日本最古の金製品で、鈕(ちゅう)はとぐろを巻く蛇をかたどり、その鱗(うろこ)は魚々子(ななこ)技法で表されています。

国宝 寝覚物語絵巻 (ねざめものがたりえまき) (部分)
平安時代・12世紀
奈良・大和文華館蔵
[展示期間:2014年10月15日(水)~11月9日(日)]

姉の夫と帝、2人の男性から愛された寝覚の上の生涯を描いた『夜半の寝覚(よわのねざめ)』を題材とした絵巻。下描きの上から彩色を施し、更にまた墨線で細部を描き起こすつくり絵の技法や、雲母(きら)引きの上に金銀切り箔、銀砂子を蒔いた料紙によって、王朝文学の雅な世界が再現されています。
国宝 寝覚物語絵巻

国宝 後醍醐天皇(北畠親房)仏舎利奉請状 国宝 後醍醐天皇(北畠親房)仏舎利奉請状(ごだいごてんのう(きたばたけちかふさ)ぶっしゃりぶじょうじょう)
(東寺百合文書のうち)
鎌倉時代・正中元年 (1324)
京都府立総合資料館蔵

東寺百合文書とは、東寺(教王護国寺)の創建以降、古代から中世に至る寺院の信仰と経営に関する約2万4000通に及ぶ文書群です。東寺の歴史だけでなく、その支配下にあった全国の荘園についての文書を豊富に含んでいます。日本の古代・中世史を研究する上で基本となる史料の一つです。
この文書は、後醍醐天皇と北畠親房が、東寺伝来の仏舎利を譲り受けた際の受領書です。

第4章 多様化する信仰と美

鎌倉時代、日本では多くの高僧が出て、鎌倉新仏教と呼ばれる多様な宗派が生まれました。一方中国からは、禅宗とともに水墨画や茶道がもたらされました。この動向は、 のちの日本社会・文化において大きな潮流を成すこととなります。近世期には、著名な画家の筆による豪壮な大画面絵画が寺院を飾りました。また、慶長遣欧使節(けいちょうけんおうしせつ)にみるキリスト教信仰の遺産や、琉球国王尚家(りゅうきゅうこくおうしょうけ)における祭祀など、より多彩な信仰のかたちもみられます。
ここでは、中世から近世期において、多岐多様な展開を遂げた信仰と、その所産をご紹介します。

 国宝 松に秋草図
国宝 松に秋草図 (まつにあきくさず) (部分)
長谷川等伯筆 
安土桃山時代・文禄元年(1592)頃 
京都・智積院蔵
[展示期間:2014年10月15日(水)~11月9日(日)]
もとは豊臣秀吉が愛児鶴松の菩提を弔うために建立した祥雲寺の障壁画として制作された絵画。輝く金地の画面に、植物の生命力溢れる力強さと整理された様式的な美しさがともに表現された、長谷川等伯一門による、安土・桃山時代障壁画の名作です。

大井戸茶碗 銘 喜左衛門国宝 大井戸茶碗 銘 喜左衛門 (おおいどちゃわん めい きざえもん)
朝鮮時代・16世紀
京都・孤篷庵蔵

井戸茶碗は、もとは朝鮮で日用づかいされてきた器。その野趣あふれるたたずまいが、侘 (わび)・寂 (さび)を尊ぶ日本の茶道で見出され、茶碗として珍重されました。中でも本品はその最高峰とされ、銘はかつて竹田喜左衛門が所持していたことに由来します。のちに茶人としても著名な大名・松平不昧(まつだいらふまい、1751~1818)へとわたり、夫人のせい楽院から孤篷庵へ寄進されました。

国宝 支倉常長像 (はせくらつねながぞう)
(慶長遣欧使節関係資料のうち)
17世紀
仙台市博物館蔵 

「慶長遣欧使節関係資料」は、慶長18年(1613)、仙台藩主伊達政宗がヨーロッパに派遣した使節団が持ち帰った品々で、2013年にユネスコ世界記憶遺産に登録されました。
この像は、ロザリオを手に十字架に手を合わせるキリスト信者としての姿。ヨーロッパで描かれた油絵です。
国宝 支倉常長像

黄色地鳳凰瑞雲霞文様紅型紋紗衣装国宝 黄色地鳳凰瑞雲霞文様紅型紋紗衣装 (きいろじほうおうずいうんかすみもんようびんがたもんしゃいしょう)
(琉球国王尚家関係資料のうち)

第二尚氏時代・18~19世紀
那覇市歴史博物館蔵 画像提供:文化庁
[展示期間:2014年11月11日(火)~12月7日(日)]

黄色地に、鳳凰、霞、瑞雲などが、紅型特有のあざやかな色彩で染め表されています。黄色は琉球国王尚家のロイヤルカラー。制作には王府の絵師が携わっています。練達した絵柄の筆致や、巧緻な染めの技法など、紅型の中でも名高い衣装です。

第5章 仏のすがた

6世紀、仏教のおしえと共に、仏像は日本にもたらされました。『日本書紀』ではその相貌を、「端厳」(きらぎらし)と表現しています。以後、仏像は連綿と制作され続けてきました。それぞれの時代の人々は、人知を超えた存在、きらぎらしいみ姿を、どのようにとらえていたのでしょうか。
国宝に指定された仏像は、いずれも卓越した造形美と歴史的意義をもつものばかり。その中から選りすぐった像が、荘厳な仏空間を構築します。


国宝 観音菩薩坐像(右)・勢至菩薩坐像(左)
(かんのんぼさつざぞう せいしぼさつざぞう)
(阿弥陀如来および両脇侍のうち)
平安時代・久安4年(1148)
京都・三千院蔵 画像提供:文化庁

死者を極楽浄土に導くために来迎する阿弥陀如来にしたがう2体の菩薩です。膝を開いて正座し、上体を前かがみにする姿勢には、来迎像にふさわしい前方に向かう動きが感じられます。安置されている堂の天井にはさらに多くの菩薩が描かれます。勢至菩薩の像内に久安4年(1148)に造られたことを記す銘文があります。

国宝 善財童子立像 (ぜんざいどうじりゅうぞう)
(文殊菩薩および侍者のうち)
鎌倉時代・建仁3年(1203)~承久2年(1220)
奈良・安倍文殊院蔵

4人の侍者とともに海を渡って我々のところに来ようとする文殊五尊像のうちの1体です。文殊菩薩の像内に建仁3年(1203)、運慶と並び称される仏師・快慶がつくったことを記す銘文があります。一具の仏陀波利三蔵(ぶっだはりさんぞう)像も出品されます。2013年(平成25年)に指定された最も新しい国宝の彫刻です。


国宝 元興寺極楽坊五重小塔(がんごうじごくらくぼうごじゅうのしょうとう)
奈良時代・8世紀
奈良・元興寺蔵

組物や内部まで忠実に実物の塔と同じ技法で組みあげられた塔。高さは5メートル50センチ。細部の寸法から、実際の塔の十分の一というサイズを意識して制作されたとも考えられています。本展覧会では唯一の、建造物の国宝です。

正倉院宝物特別出品 展示期間:10月15日(水)~11月3日(月・祝)

祈りを込めて東大寺大仏に捧げられ、正倉院で大切に守り伝えられてきた宝物の数々。その中から、著名な宝物11件が特別出品されます。奈良時代8世紀の、造形表現と技術の粋を、期間限定でご覧いただきます。

主な出品作品
 鳥毛立女屏風 第3扇(北倉44) 緑地彩絵箱(中倉155)
鳥毛立女屏風 第3扇 (とりげりつじょのびょうぶ) (北倉44) (部分)
奈良時代・8世紀
正倉院宝物
 緑地彩絵箱(みどりじさいえのはこ) (中倉155 第31号)
奈良時代・8世紀
正倉院宝物

 紅牙撥鏤撥(北倉28) 楓蘇芳染螺鈿槽琵琶(南倉101)
紅牙撥鏤撥(こうげばちるのばち) (北倉28)
奈良時代・8世紀
正倉院宝物
楓蘇芳染螺鈿槽琵琶(かえですおうぞめらでんそうのびわ) (南倉101 第1号)
奈良時代・8世紀
正倉院宝物


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